メタボ検診とは?言葉の意味など | メタボ検診の客観的な内容・罰則解説ナビ

カテゴリ: メタボ検診とは?言葉の意味など

メタボ検診という事業を医療者側からみると

2008年4月から始まったメタボ検診は、40歳から74歳までの健康保険加入者全員に受診を義務づけており、対象となる人はおよそ5600万人とみられています。

まず内蔵脂肪の付き具合を推測するために腹囲を測定し、男性で85cm以上、女性で90cm以上、あるいはBMI(体格指数)の値が25以上の人の中から、血圧・血糖値・コレストロール・中性脂肪の内一項目以上で基準値をオーバーした人に対して保健指導を行ないますが、その対象になる人は全員の内約25%、1400万人と予測されています。

これは大変な人数で、最初に受診する人たちが、一度に病院などに押し掛けると大混雑になるのは目に見えているといえますが、その中で保健指導を受ける予定の人も相当な数ですから、十分対応出来るのか懸念されます。

医師・保健師・管理栄養士の人数が足りるのかといった心配もさることながら、受け入れる施設が十分あるのか、心配されます。

しかし、これらの事は見方を変えれば、ビジネスチャンスといえなくもなさそうです。
医療分野でビジネスチャンスというのは少しなじまないような気もしますが、現実にはそういう面があるという事は、否定出来ないのではないでしょうか。

実際、検診の義務化に伴い、そのための施設の新設を行なう所も出てきています。

検診を受ける側、検診者を受け入れる側双方で発生する費用は相当な額になるのは間違いありません。
どんな施策でも円滑に運営されるまでは紆余曲折があるのは避けられないものですが、検診を受ける側に負担がかからないようにという事だけは願いたいものです。

メタボ検診義務化の切実な理由

2008年4月から始まったメタボ検診が大きな話題になっています。

40歳~74歳の健康保険加入者全員に、メタボリック・シンドロームを診断するためのメタボ健診を義務づけるものですが、これがもし、一つの会社の従業員が健康診断を受けるのであれば、同じ組織に属しているという事もあり、既にほとんど義務化されているといえるでしょう。

しかし、40歳以上の中高年の国民全員の受診となると極めてまれな事であり、国として本腰を入れている姿勢が感じられます。
なぜここまで本格的な取り組みをする事になったのでしょうか。

メタボ検診はメタボリック・シンドローム状態の患者をすくいあげて、生活改善の指導をするための健診です。
ところが現状は、マスメディア特にTVにおいて面白おかしく取り扱われ、単なる肥満退治としか取り上げられていません。

メタボリック・シンドロームの重要性を理解してもらうためには、健診を義務化して情報を提供し、事態の深刻さを共有する必要があるという判断なのではないかという見方があります。

しかし、一番深刻な理由は現在も、そして将来においても医療費の増大であり、そのための予防医療に傾注しようという事ではないでしょうか。

生活習慣病である糖尿病の患者は年々増えており、その中から症状が悪化して透析治療に移行する患者も、同じように増加して医療費増大に直結しています。

たとえ、健診の義務化によって新たなコストが発生するとしても、将来の医療費増大を何とか抑制したいというのが国の基本的考えではないでしょうか。

せっかくのメタボ検診を素直に受けましょう

病院に行くという事に関してそれぞれが持っている意識は、ピンからキリまでありますよね。
普段、健康診断の機会があれば何の躊躇をする事なく素直に受診する人から、病院嫌い・医者嫌いを自任し、相当具合が悪くなって担ぎ込まれるまで、金輪際医者にはかかりたくない人まで、本当に様々です。

それでも健康診断に関しては、今まではあくまでも自己判断のものでしたが、2008年4月から始まったメタボ検診は、国を挙げて40歳から74歳までの健康保険加入者全員に受診を義務づけているものですから、素直に受診する人はともかく、死んでも病院に行くのは嫌だという人にとっては、それまでの信念をどうするか、態度を迫られる事になります。

また、そこまでの信念は持っていなくても、義務だと押し付けられる事に何となく不快な気がする人もいることでしょう。

あるいは、まるでこの年でテストを受けさせられる様な気分だと思う人もいるかもしれません。

しかし、今回のメタボ検診は今後の人生を大きく左右する機会になるかもしれませんよ。
今まで積極的に健康診断を受けなかった人は特にそうなる可能性があります。

仮に受診してもし問題がなければ、すっきりした気持ちで生活を続けられるのではないですか。
そして、たとえ何項目かで基準値をオーバーしても、従来の健康診断とは違って充分相談に乗ってくれるので、見放されたりはしません。

費用にしても、今までの健康診断は病気の治療費よりもずいぶん高額なものだったのが、メタボ検診は基本的に無料の扱いです。

素直な気持ちでメタボ検診を受ける事をお勧めします。

従来の健康診断から一歩踏み込んだメタボ検診

今、メタボ検診が大変な話題ですが、それ以前にはメタボリック・シンドロームという言葉が広く知られるようになっていました。

従来、血圧・血糖値・コレストロール値などが正常値より高いと健康診断で指摘されても、自覚症状がないものだからついずるずるとそのままにしてきたという人が多いと思いますが、そこにプラスしてお腹周りのサイズが大きいとより深刻に健康に悪影響があるというのがメタボリック・シンドロームです。

ですから、今度のメタボ検診では検査項目に腹囲、つまりお腹周りの寸法測定が追加されているのです。

一番最初にそのことを記事で読んだ時には何かの冗談かと思ったものです。
嫌がらせかともとれますよね。

でも記事をよく読むと非常に理論的で、腹囲が大きい→内蔵脂肪が多い→他の検診項目の結果と相俟って、将来重篤な症状を引き起こす事が分かってきた、という内容が理解出来ました。

ある意味、国は業を煮やしてこの理論を採用したともいえるのではないでしょうか。

それくらい、毎年糖尿病にかかる人が増え続け、そのあげく透析患者が増えることによって国の医療費は増大する一方です。
もちろん、透析患者だけが医療費増大の原因ではないですが、もはや検診結果を通知して自覚を待つ段階ではないと判断したのでしょう。

見た目に誰もが納得出来るお腹周りを槍玉に挙げることで、自覚を待つ、から積極的に指導する体勢へ、私たちへの覚悟を迫ることになりそうです。

そのメタボ検診は2008年4月から始まり、40歳~74歳の健康保険加入者に受診が義務づけられています。

意外に深慮遠謀?メタボ検診の無料化

男女を問わず、中高年世代にとって最大の関心事は健康問題です。
長生きはしたいが、ぼけるのと病気になるのは何とか避けたいと思っています。

日本人の、病気による三大死因はガン・脳卒中・心臓病で、ガンはともかく、脳卒中と心臓病の原因は動脈硬化ですが、その原因はほぼ間違いなく生活習慣からくるものです。
この考え方はずいぶん以前からのいわば常識になっていましたが、近年ここに加わってきたのが内蔵脂肪で、高血圧・高血糖・中性脂肪・コレステロールなどと内蔵脂肪が合併したメタボリック・シンドローム状態が最悪だという認識が、すっかり定着してきたように思えます。

そんなところへ2008年4月から始まったのが特定健康診査、俗にいうメタボ検診で、40歳から74歳の健康保険加入者は全員受診義務があるというものです。

このメタボ検診は、その人が所属する健康保険組合によって有料のところと無料のところがあります。
では、無料で検診が受けられるところではどういう狙いがあるのでしょうか。

一つは、受診は無料でも検診後の保健指導は有料化して、バランスをとろうとしているのかもしれません。

また、地域のイメージアップの狙いもありそうです。

それに、有料だからという理由で受診しない人には、その後の保健指導もないわけですから、いわば生活習慣病の予備軍が野放しになり、将来医療費が増えれば結局元も子もなくなることになります。

長い目で見れば今検診を無料にしても、その後の保健指導により発症を抑える方が得策だという判断もあるでしょう。

いずれにしても、住民にすればたとえ税金が使われるにしても、無料は有り難い事です。
その上未然に生活習慣病が予防出来ればいう事なしですね。

従来の検診とメタボ検診の違う所

2008年4月からメタボ検診が実施されていますが、もう受診したという人はまだ少ないでしょう。
日本全国で一斉に始められるほど、検診体勢は整っていないからです。

まして、実際の検診内容は受けてみないと分からないものです。
ただ、検査項目だけ見ると従来と殆ど同じで、違っているのはTVや新聞でさんざん取り上げられている、お腹周りの寸法測定だけです。

一応順に見ていくと、腹囲:お腹周りのサイズを測定して、内蔵脂肪の量を推測します。
血圧:収縮期血圧と拡張期血圧を測定して、高血圧でないか診断します。
血糖値:血液中の血糖値を測定して、糖尿病の診断を行ないます。
コレストロール値:血液中のコレステロールの量を測定します。
コレステロールや中性脂肪が正常値を超えた場合、「高脂血症」と呼びますが、どちらも血液中の濃度が高くなると、動脈硬化を引き起こす原因になります。

腹囲に加え、他の項目のうち二つ以上で基準値を超えると、従来ならば医師を通じて注意を促すか、あるいは直接本人に検診結果を通知してそれで終わりだったのですが、メタボ検診では医師・保健師・管理栄養士などの専門家と話し合って、どういうプログラムで改善に取り組むかを決め、数ヶ月後さらに進捗状況を確認することになります。

その点が従来の検診方法と大きく違う点で、より実践的になったといえるでしょう。

メタボ検診の目的は、症状の出るはるか手前で生活指導によって各種検査の数値を改善させ、結果として将来の医療費増大を食い止めることにあります。