診断の流れとその後の指導 | メタボ検診の客観的な内容・罰則解説ナビ

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メタボ検診後の指導はこうやります

2008年4月から始まったメタボ検診と従来の検診とで、何が違うのでしょうか。

従来の検診では、基準値を超えても医師が口頭で注意し、検査結果を本人に通知してそれで終わりでした。
生活習慣が改善出来るかどうかは、本人の自覚に全面的に任されていたわけで、その結果がはかばかしくないのは、実績で明らかな事だったのでしょう。

今回のメタボ検診では、超えた基準値を正常値に戻すよう指導を徹底します。

大きく分ければ保健指導を行なうか否かですが、まず、腹囲かBMIかどちらかの基準値は超えたけれども他の3項目の検査で基準をクリアした方は保健指導の対象にはなりません。

次に、保健指導を行なうグループも二つに分かれていて、腹囲かBMIかどちらかの基準値を超え、かつ血糖・脂質・血圧の3項目のうちどれか1項目で基準値以上になった方には動機づけ支援として、医師や保健師、管理栄養士などが1回面接し、生活習慣の改善計画を立て、6ヶ月後に実績を評価します。

最後に、積極的支援として、腹囲及びBMIが基準値を超え、かつ血糖・脂質・血圧がいずれも基準値を超えた人に対しては、3ヶ月以上継続して生活習慣の改善を面接や電話などで支援し、6ヶ月後に実績を評価します。

さすがにここまでやると、保健指導をする側も受ける人も結構大変な労力と手間になりそうですね。

その分双方とも確実にコストアップになりそうですが、それを押してでも推進しないと将来の医療費増大は抑えられないという、国の危機感の表れではないでしょうか。

メタボ検診の血圧測定は平常心で

メタボ検診では血圧・血糖値・コレステロール値・腹囲を測定しますが、その中で血圧は、高血圧かどうかの診断をするために行なうものです。

高血圧を長年放置すると、動脈硬化から脳血管障害・心疾患につながるので注意が必要です。

血糖値やコレステロール値を計るのは自分では無理ですが、血圧なら今はずいぶん測りやすくなってきています。

福祉施設を利用する時には、そのたびに必ず測ってくれますし、病院でも自分で測定出来るように、自動血圧測定器を設置しているところが増えてきました。
そして、自宅にも置いてあるという方は多いのではないでしょうか。

血圧というのは血液検査と違って、測定結果の変動は非常に大きいものです。
測定直前に何か動揺することを見たり聞いたりしただけで、測定値は急上昇します。

血圧測定で高血圧と診断する基準は、上(収縮期血圧)が130、下(拡張期血圧)が85mmHg以上ですが、たまたま検診などの時に測定値が高く出ても、医師は高血圧と判断するかもしれません。
ところが「白衣高血圧」といって、病院で医師や看護師に血圧を測ってもらうと、普段家でリラックスして測る時に比べて高くなることがあります。

そこで、普段自分はどのくらいの血圧なのかということを、自分で知っておくのがとても大事な事になってきます。

すべて病院まかせということではなく、自分の身は自分で守るという気構えで、血圧や腹囲など自分で出来ることはやっておき、その上でメタボ検診などの機会に専門家の指導を仰ぐという姿勢が、大事なのではないでしょうか。

メタボ検診の円滑化は血液検査次第?

血液検査というと、一般的には健康診断の時、あるいは何か体調不良で受診した時に採血して、疑わしい病気に関する検査項目をチェックするケースがあります。

その他には手術をしたあと継続して医師の診察を受ける時、術後の経過を確認するため、毎回診察前に採血をする事もあります。

そういう経験者の話によると、何年か前には採血後の検査結果は一週間後にしかでないので、採血のためだけに通院していたのが、今は採血してから30分後に結果が出るので、無駄な通院が無くなってとても助かっているという事でした。

技術の進歩はそういう所でも感じる事が出来ますね。

メタボ検診で行なう血液検査も、従来の健康診断で行なわれていた血液検査と全く同じ検査項目なので、特別な用意は必要ありません。

また他の検査項目も、腹囲はテレビでおなじみの、お腹周りをメジャーで測るだけですし、血圧も従来通り看護師さんが測ってくれます。

大きく違うのは、とにかく受診する人がとても多いという事と、多分同じ時期に皆して受けるのではないか、そして混雑するのではないかという事です。

そうならないよう、検査の効率を上げるためには検査機器の充実が欠かせません。

幸いな事に最近開発された血液検査装置は小型・薄型で、机上タイプの装置が安く入手出来るようになってきました。
これも技術の進歩、企業の努力の表れでしょう。

メタボ検診が円滑に行なわれるよう、血液検査装置が充分行き渡るようになってほしいものですね。